投稿

2024の投稿を表示しています

Zabbixで Speedtest (LAN)

イメージ
WANの速度モニタがうまくできましたので、今度はLAN内の測定も設定してみます。使ったのはZabbix Community templateで配布されている Speedtest LAN です。この画像はそうしてVPN拠点間を測定したものになります。 スクリプトから実際に呼び出されているのはよくあるiperf3でつまり相手先にもiperf3を実行できるサーバが必要です。今回作成した環境は前回と同じく、RockyLinux9とZabbix7.0 です。 参考にしたページは WANの時と同じ、Zabbixで通信回線速度(WAN or LAN)を監視する方法 ( https://qiita.com/ohhara_shiojiri/items/c8df98090acd388e92e5 ) と Zabbix Community Template - template_speedtest_lan_monitoring ( https://github.com/zabbix/community-templates/tree/main/Network_Appliances/template_speedtest_lan_monitoring/6.0 ) 。このページからリンクされている Zabbix Speedtest LAN ( https://git.cdp.li/polcape/zabbix/tree/master/zabbix-speedtest-lan ) のほか、iperf3サーバをサービス化する @auipga auipga/iperf3.service ( https://gist.github.com/auipga/64be019018ef311deba2211ced316f5e ) です。 1. 測定先のサーバでiperf3をサービス化しておく # /etc/systemd/system/iperf3.service # User service: $HOME/.config/systemd/user/iperf3.service [Unit] Description=iperf3 server After=syslog.target network.target auditd.service [Service] ExecStart=/us

Zabbixで Speedtest (Okura)

イメージ
知人のお嬢さんが情報系に進みたいと言ったとき母親が反対したとか。そういえばわたしも中学時代の科学部は怪しそうな雰囲気で敬遠しました。(笑)ちょっと残念です。 早速ですがZabbixネタの追加です。Zabbixで回線速度モニタをします。参考にしたのは Zabbixで自宅のインターネット回線速度を監視する – Speedtest CLI ( https://devlog.arksystems.co.jp/2021/03/23/14553/ ) と Zabbixで通信回線速度(WAN or LAN)を監視する方法 ( https://qiita.com/ohhara_shiojiri/items/c8df98090acd388e92e5 ) などです。検証環境はRockyLinux9とZabbix7.0。 そのままでは計測速度がバラつきが生じます、原因は測定先のサイトを固定できていないせいですので最後にスクリプトを一部修正して測定先サーバを固定します。 測定に使っているのはいつものSpeedtest (Okura)で、Zabbixへの取り込みはZabbix Speedtest template を使います。テンプレの配布サイトはこちら。https://github.com/pschmitt/zabbix-template-speedtest 1.Speedtest CLI スクリプト取得 公式サイト https://www.speedtest.net/ja/apps/cli に記載の手順です。 ## If migrating from prior bintray install instructions please first... # sudo rm /etc/yum.repos.d/bintray-ookla-rhel.repo # sudo yum remove speedtest ## Other non-official binaries will conflict with Speedtest CLI # Example how to remove using yum # rpm -qa | grep speedtest | xargs -I {} sudo yum -y remove {} curl -s https://pa

Zabbix7.0でAllied TelesisスイッチのCPU・メモリリソースをモニタするテンプレートを作る

イメージ
  手っ取り早くテンプレを取得したいときはこちらから template-AT-SYSINFO.xml どうぞ。 AlliedのスイッチをZabbixでモニタするにあたって、ネットワークインタフェースについては標準でZabbix本体に付属している「 Network Generic Device by SNMP 」で良いのですがCPUメモリについては取得できません。ネットにも転がっていないようですが、 mib2zabbix という大変便利な変換スクリプトを使用することで簡単に作ることができましたので紹介します。 mib2zabbixについては こちらのサイトから教えていただきました、ありがとうございます。 https://kokura.hatenadiary.jp/entry/2021/05/09/223232 環境はRocky Linux 9.0を使いました。AlmaでもMiracleでもなんでも好きなものを使ってください。 必要なもの:AlliedのプライベートMIBファイルと、mib2zabbix 準備 RockyLinux9へZabbix7.0のインストールを済ませます。Zabbix7.0のインストールは公式サイトの手順で問題ないはずです。 ほか必要なものはこれくらいです。 dnf install git net-snmp-perl net-snmp net-snmp-utils perl-XML-Simple 1. 監視対象SW Allied AT-xシリーズでsnmp有効化 snmp-server community public ro snmpwalkでデータを取得できることを確認しておきます。 snmpwalk -v 2c -c public 192.168.x.x 2. アライドのプライベートMIBをサーバにインストール 最近のアライドのCPUメモリリソースのMIBはこちらの公式FAQページ(*1)で紹介されていますので引用します。 https://www.allied-telesis.co.jp/support/list/faq/switch_router/list/qa/qa_b0025.html 【CPU使用率】   ・cpuUtilisationAvg    OID:1.3.