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SEIL/x86 AyameでフレッツPPPoE設定

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年末年始は大雪との予報どおり積もりました。子どもたちはおお喜びですけど大人は嬉しくないですね。 先日までIIJのソフトウェアルータ SEIL/x86 Ayame が定価の半額2,500円で期間限定販売されていました。ヤマハやNECやFortigateはこのコロナ過で人気ですけれど、ググってもSEIL/x86の話題はあまり出てこないのはどうしてでしょうか。もちろん、ものすごく詳しい人はいるようですけれど、ちょっとマニアというユーザや、SOHOユーザは使ってないのかもしれないですね。動かすには仮想環境を用意しないといけないというのも敷居が高いし。 AyameバージョンのフレッツPPPoEを設定しましたので手順を紹介します。以前のFujiバージョンの設定手順から変わっていますが設定しやすいです。このページの最後に掲載しますがスピードテストでも結構な速さでした。 ESXi 6.7の仮想マシンとしてセットアップ 環境はVMware ESXi6.7です。セールは終わりましたけれどAmazonで1本5,000円です。こんなアクティベーション用プロダクトキーが書いた紙が届きます。 仮想マシンイメージをダウンロードします。2020/12/31 現在 x86ayame-222-vmware.zip が最新版です。 https://www.seil.jp/product/download.html ZIPを展開して次の2つのファイルを、VMwareのストレージに「seilx86」というフォルダを作ってコピーします。 seilx86.vmx seilx86.vmdk ESXiのメニューから、「既存の仮想マシンの登録」で「seilx86.vmx」を選択して登録したら、ネットワークカードを2つ割り当てます。リソースは自動で、CPU1コア、メモリ1G、HDD128MBと割り当てられます。画像ではネットワークアダプタ2はVLAN254となっていますがこれはうちのネットワークは、VLAN254にフレッツネクストのONUを繋いでいるためですから環境に応じて変更してください。 はじめてログインするとプロダクトキーを聞いてきますので入力しリブートするとアクティベーションされて使えるようになります。うちで設定したときのVMware ESXiと、SE

ESXi6.7~7.0で、HPサーバ(ML350Gen9)のRAIDステータスをcronで取得

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富士通サーバは標準でiRMCの監視でハード故障時にメール送信できますが、HPサーバのiLOはオプションライセンスを買わないとできません。  ZabbixのiLOテンプレートも使えそうなのが見つからなかったのでどうしようかと思っていたのですが、OEM HP版ESXiイメージでインストールしていると、ESXiにはHPのRAID管理コマンド ssacli も入っていることに気づきました https://blog.ndk.name/manage-hpe-smart-array-in-vmware-esxi/ それで適当なLinuxサーバからcronでRAIDステータスを毎日取得してお茶を濁すことにします。 テストしたHPサーバは ML350Gen9 で、インストールイメージはHPE版のカスタムISOを使っています。カスタムISOでインストールしていないとHPのRAID管理コマンド入っていないからダメですよ。 追記:ESXi7.0u3でも動作することを確認しました。 *ESXiサーバでまずステータスが取得できるか確認します ESXiにSSHログインしてHPのssacliコマンドを実行してみます。これ以外のオプションは上記のページを参照してください。 RAIDカードのステータス。まずどのスロットに入っているかを確認します。ここで取得できたスロットを 番号を次の2つのコマンドで使用します。 /opt/smartstorageadmin/ssacli/bin/ssacli ctrl all show status RAIDアレイのステータス。スロットの指定が必要です。 /opt/smartstorageadmin/ssacli/bin/ssacli ctrl slot=0 logicaldrive all show status DISKごとのステータス。こちらもスロットの指定が必要です。 /opt/smartstorageadmin/ssacli/bin/ssacli ctrl slot=0 pd all show status いかがですか、うまくいきましたか?それではLinuxサーバからこのコマンドを実行させるように設定していきましょう。どうしてESXiサーバ自身でCronを動かしたりメールさせないか疑問に思いますか?それはESXiサーバは再起動

Buffalo LS210D/LS420Dにdebian 10 Buster/debian 11 Bullseye をインストールする

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手持ちのLS210D/LS420Dにdebian 10 Busterをインストールしました。 BuffaloのNASは起動時に第一パーティションにdebianインストール用のハックファイルを置くことでインストールできます。 シリーズのスペック  LS210D  ARMADA 370 ARM 800Mhz/  メモリ256MB      DISK1台  ファンレス 10W(実測) LS220D  ARMADA 370 ARM 800Mhz/  メモリ256MB     DISK2台  ファン付き?未確認です。   LS410D  ARMADA 370 ARM 1200Mhz/  メモリ512MB      DISK1台  ファン付き? 未確認です。 LS420D  ARMADA 370 ARM 1200Mhz/  メモリ512MB       DISK2台   ファン付き 15W (実測) LS4xxDシリーズのほうがCPUスペックが高いようですが、debianを入れてみてもLS2xxDと、そう違いは感じなかったです。やる前からこんなことを書くのもアレですけど1万円台で買える富士通のTX1310M1やTX1310M3はもとよりCPUがCeleron J3160なんかの中華ミニPCにdebianを入れた方が全然速かったのでどんぐりの背比べってところ。 ■必要なもの 適当なLinuxマシンと、USB-SATA変換アダプタ。 LANはDHCPが動いていてIPを自動取得できること。 ■手順1 Bufalo-NASからDISKを取り出してパーティションを切ります。シングルHDDのLS210D/LS410Dの筐体はハメ込みになってますからがんばって分解します。スキマに不要になったプラスチックの会員カードなんかを差し込んで使うといいですね。うちでは何個かツメが折れました。一方デュアルHDDのLS220D/LS420Dはフロントパネルから簡単にHDDを取り出せるので楽ですね。 適当なLinuxマシンにSATAを接続してパーティションを切ります。ここでUSB-SATA変換アダプタを使うといいです。Amazonで1,000円くらいです。fdiskかgpartedかgdiskなど適当なコマンドを使います。 第1パーティション 1GB /boot用 e

OfficeのISOダウンロード直リンク

Outlookの動作検証用に、各バージョンのOfficeのISOインストーラが必要になりました。以下のMicrosoftサイトのリンクからISOファイルをダウンロードできます。 どれも試用版ではなくリテール製品版です。認証しないでインストールする場合は、5日間試用できるようでした。助かりました。   検証の結果ですが2016以降のバージョンだと、Outlookはどのバージョンのものをインストールしても、もちろんインストール直後のアップデート前の挙動は当然違うのですが、 しばらく放置してアップデートがかかると結局全部同じバージョンの最新版になることがわかりました。Office365のOutlookも同じです。いやほんとびっくりです。そういうものなんですね。 Office 2021 ProPlus https://officecdn.microsoft.com/db/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/ja-jp/ProPlus2021Retail.img https://officecdn.microsoft.com/db/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/en-us/ProPlus2021Retail.img Office 2019 ProPlus https://officecdn.microsoft.com/pr/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/ja-jp/ProPlus2019Retail.img https://officecdn.microsoft.com/pr/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/en-us/ProPlus2019Retail.img Office 2016 Pro https://officecdn.microsoft.com/db/492350F6-3A01-4F97-B9C0-C7C6DDF67D60/media/ja-jp/ProfessionalRetail.img https://officecdn.microsoft.com/db/492350F6-3A01-4F97-B9C0-C7C6DDF6

VMware vSphere 6.7 をapcupsdでシャットダウン

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無料でLinuxのapcupsdを使ってサクっとvSphere ESXiサーバをシャットダウンする構成を紹介します。 その前に、ふつうは VMware vSphereのホストサーバをUPS連動シャットダウンするにはAPC PCNSソフトを使ってこんな仕様で作りますよね。 APC PCNSソフト (PowerChure Network Shutdown for VMware)をESXiサーバ台数分のライセンス APC製UPSとオプションのNetworkManagement Card 2 (AP9630J) PCNSはアプライアンス版もあってインストール先には困らないとしても設定箇所が多くて面倒です。定価で15万円。サーバやストレージのハードウェアといったシステム全体から見ればそう高くはないですがスモール環境や検証環境用途では費用を節約したいときもありますよね。 構成見積例 品名 型番 標準価格(税込) PowerChute Network Shutdown 1 Node Virtualization SSPCNSV1J ¥69,300 Network Management Card 2 AP9630J ¥81,070 VMware vSphere Essentials Kit ¥76,469 計 ¥226,839 手順 vCenterサーバ不要で、無料版のESXiもUPS連動が可能です。慣れたapcupsdで使えるのが助かります。 環境: vSphere ESXi 6.7(7.0もいけると思う) 用意するもの: そのへんに転がっている適当なAPCのUPSと、Linux仮想マシンか適当なLinuxサーバ実機(Raspbery Piを使ってもいい)と、USBケーブルかNetworkでつなぐならNMC NetworkManagement Card 2(AP9630J/AP9631J)。旧型のNetworkManagement Card (AP9617J)も可。仮想マシンでUSBでつなぐ場合はUSBポートを「ホストの USB デバイス」でつなぎます。 手順: 1. まずLinuxサーバにapcupsdをインストールします。debianやraspbery piのraspbianなら apt install apc