Windowsでネットワーク アイコンが "インターネット アクセスなし"
ふつう、インターネットに安定して繋がっていれば問題ないのですが、インフラをしていると、たまにネットワーク アイコンが "インターネット アクセスなし" となって困ったことが何度かあるはずです。
これはWindowsに備わっている「NCSI」という機能で、インターネットアクセスがあるかテストを行い、到達していないと判断されると、ネットワークアイコンが黄色の三角マークや、地球儀マークになります。
詳しくはこちら
ネットワーク接続状態インジケーター (NCSI) の概要とトラブルシュート
https://jpwinsup.github.io/blog/2021/09/30/Networking/NCSI/network-connectivity-status-indicator-overview-and-troubleshooting-guide/
Windows Server:Windows Server 2008以降で、ネットワーク接続ステータス インジケーターに黄色の感嘆符が表示される
https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000128693/・・・
Windows 10 Version 1607 以降 :
以下の URL のテキストファイルをダウンロードして、”Microsoft Connect Test” という文字列が得られるかチェックします。
IPv4 の場合 : http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txt
IPv6 の場合 : http://ipv6.msftconnecttest.com/connecttest.txt
Windows 10 Version 1511 以前 :
以下の URL のテキストファイルをダウンロードして、”Microsoft NCSI” という文字列が得られるかチェックします。
IPv4 の場合 : http://www.msftncsi.com/ncsi.txt
IPv6 の場合 : http://ipv6.msftncsi.com/ncsi.txt
IPv4 の場合 : 131.107.255.255
IPv6 の場合 : fd3e:4f5a:5b81::1
FW内で判定サイトと通信出来ない場合、ローカルにNCSIサーバーをホストするといった対応もできます。
これはAD自身だけの問題で、参加したPC/Serverでは発生しません。
どうもAD起動時に参照できるDNSサーバが動いていないことが問題のようで、ADコントローラを2台構成にすると解消します。
2.ADシングルサーバの時サーバ起動後、ネットワーク判定用の nlasvcサービスを再起動するとプライベート>ドメインに変わる
3.ADを2台構成にして、それぞれのネットワークプロパティを、DNS1=127.0.01 DNS2=もう一台のADのIP にすると「インターネットアクセス無し」は消える。ネットワーク種類も「ドメイン」に変わる。
これはWindowsに備わっている「NCSI」という機能で、インターネットアクセスがあるかテストを行い、到達していないと判断されると、ネットワークアイコンが黄色の三角マークや、地球儀マークになります。
詳しくはこちら
ネットワーク接続状態インジケーター (NCSI) の概要とトラブルシュート
https://jpwinsup.github.io/blog/2021/09/30/Networking/NCSI/network-connectivity-status-indicator-overview-and-troubleshooting-guide/
Windows Server:Windows Server 2008以降で、ネットワーク接続ステータス インジケーターに黄色の感嘆符が表示される
https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000128693/・・・
NCSIのアクティブ プローブとパッシブプローブ
アクティブ プローブ - a. HTTP プローブの判定内容
“HTTP プローブ” では、HTTP でテキストファイルをダウンロードして期待する文字列を得られるかどうかチェックして、インターネット アクセス可否を判定します。Windows 10 Version 1607 以降 :
以下の URL のテキストファイルをダウンロードして、”Microsoft Connect Test” という文字列が得られるかチェックします。
IPv4 の場合 : http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txt
IPv6 の場合 : http://ipv6.msftconnecttest.com/connecttest.txt
Windows 10 Version 1511 以前 :
以下の URL のテキストファイルをダウンロードして、”Microsoft NCSI” という文字列が得られるかチェックします。
IPv4 の場合 : http://www.msftncsi.com/ncsi.txt
IPv6 の場合 : http://ipv6.msftncsi.com/ncsi.txt
パッシブ プローブ - b. DNS プローブの判定内容
“DNS プローブ” では、”dns.msftncsi.com” の DNS 名前解決を行い、以下の解決結果を得られるかどうかによって、インターネット アクセス可否を判定します。IPv4 の場合 : 131.107.255.255
IPv6 の場合 : fd3e:4f5a:5b81::1
トラブルシュート
PowershellでNCSIのステータスを確認します。使用しているネットワークアダプターで “Internet” (インターネットアクセスあり) と判定されているか確認します。”NoTraffic” や “LocalNetwork” となっている場合、「インターネットアクセスなし」と判定されています。Get-NetConnectionProfile
“Internet”になっていないときは、上記のアクティブプローブ、パッシブプローブの内容についてチェックします。FW内で判定サイトと通信出来ない場合、ローカルにNCSIサーバーをホストするといった対応もできます。
ほか Windows Server 2019 ADサーバ自身の場合
Windows Server 2019で1台だけのADドメインコントローラを立てた場合、ADドメインコントローラ自身で「インターネットアクセス無し」となります。同時にネットワークの自動判定でネットワークがドメインではなくプライベートになる。という問題が発生しています。これはAD自身だけの問題で、参加したPC/Serverでは発生しません。
どうもAD起動時に参照できるDNSサーバが動いていないことが問題のようで、ADコントローラを2台構成にすると解消します。
確認と対応の手順
1.ADシングルサーバの時サーバマネージャでADサーバ起動時にDNSが引けないというエラーが出ていることを確認できる2.ADシングルサーバの時サーバ起動後、ネットワーク判定用の nlasvcサービスを再起動するとプライベート>ドメインに変わる
3.ADを2台構成にして、それぞれのネットワークプロパティを、DNS1=127.0.01 DNS2=もう一台のADのIP にすると「インターネットアクセス無し」は消える。ネットワーク種類も「ドメイン」に変わる。
コメント
コメントを投稿