事務所でUTMファイアウォールが買えない?ならAD-Guard DNSはどう?
FortiGateやUTXを導入したくててもライセンス費用が。というとき、AD-Guard DNSはどうでしょう。
プランを選びます。30日の試用期間付き年間2,900円のパーソナルプランの試用を始める。が表示されます。その下の「スキップ」を押すと無料プランになります。プランはどちらでも。
固定IPプロバイダや、PPPoEのプロバイダでちょっとお試しでというときは、この「IPアドレスをリンクする」をクリックすると自分の使っているルータのIPv4アドレスで認識されます。
「FG40F」だとライセンスだけで年間10万円、「UTX100」だと年間7万円。 これが1拠点だけならいいのですが本社と支店で数拠点あると、かける拠点数の費用です。
国産メーカーの雄バッファローの「VR-U500X」が年間2万円と手ごろですね。
でももし、Windows-PCの保護だけなら、AD-Guard
DNSも候補にいれてもいいかもしれません。なんといっても安いです。パーソナルプランだと年間3,000円からです。おまけに、広告ブロックを付けられます。(ON/OFF可)
できること
DNSフィルタリングで名前ベースでPCや機器の通信先をブロック
Androidスマホの広告まみれを防げる
できないこと
ルータを通る通信の行き先でIPベースで危険な行き先をブロック。
IoT機器に感染するウィルスはDNSを使わずIPで直接通信するものもあるのでDNSフィルタだけでは役不足ですが、何もないよりはぜんぜんいいでしょ?
ほかにはネットワークに新しい機器を加えなくても導入できるのもメリットです。
1.どのプランにするか?
プランの違いは、主に一か月のアクセス数です。ご家庭や2~3人の小さな事務所なら無料プランでもよさそうですが、IT系自宅勤務や数人の事務所なら約3千円のパーソナルプランにしましょう。それ以上なら約2万円のチームプランもありますがもしそうなら安価な国産UTMも検討できるかもしれません。ちなみに私の家では1日5万クエリ程度、1か月だと150万クエリになってパーソナルプランです。パーソナルプランは1000万クエリまでですのでまだまだ余裕があります。
申し込みが完了するとダッシュボードが表示されます。管理はこの画面から行います。
これは無料プランの画面です。無料プランだとリクエスト数の最大は30万、デバイスは最大5台、サーバーは最大2台です。
デバイスとかサーバーという表現が少しわかりにくいので説明していきます。
リクエスト数は、DNSを引いた回数です。
デバイスは接続する機器の台数です。ルータを接続することも、PC個別やAndroid端末個別で接続することもできます。今回ルータを接続します。ルータが1台ならデバイス数は1です。
サーバーは、今回決めるルールの数です。たとえば事務所にルータが2台あって、事務所用とゲストWiFi用の2つのルールを個別に決めるならサーバーが2になります。ルーターが2台でも同じルールで運用するならサーバーは1のままです。
3.「デバイスを接続する」をクリックしてルータをAD-Guard DNSにつなぎます
AD-Guard の会社側から、こちらのルータを識別させる作業です。海外メーカーのルータはリストにありますが、バッファローやヤマハはありませんので、「その他」とします。
デバイスタイプ:ルーター
デバイスのメーカー:その他
デバイス名:MyRouter(好きな名前)
・固定IPv4アドレス・・・・・固定IPプロバイダ契約があるときおすすめ。
・ダイナミックDNS・・・・・PPPoE系プロバイダで各社ルータのおすすめ。
・IPv6でDNSクエリする・・・IPoE系プロバイダでヤマハルータのおすすめ
固定IPプロバイダや、PPPoEのプロバイダでちょっとお試しでというときは、この「IPアドレスをリンクする」をクリックすると自分の使っているルータのIPv4アドレスで認識されます。
PPPoEで動的IPのときは、ここで一度デバイス接続した後、ダイナミックDNSベースにここから変更もできますので安心してください。ダイナミックDNSはIPv4だけです。
もしIPoE系プロバイダで、ヤマハルータを使っている時はルータにこの「専用IPv6アドレス」をDNSサーバとして設定するだけです。(*1) IPoE系の動的IPv4プランだとIPv4アドレスをシェアしていますのでIPv4は使わないほうがいいかと思います。
詳しい接続の仕方はこのページの説明で何とか・・・しましょう。
4.ルータを2台接続したダッシュボードがこちら
これはわたしの「パーソナル」プランのダッシュボードです。外出時用にスマホにアプリを入れてスマホ自身も登録していますのでデバイスは3台になっています。
5.フィルタルールを設定します
「サーバー」>「Default」と進みます。「Default」はこの画面に最初から用意されているものです。
ここから「サーバー」という単位でルールを個別に設定できます。
・ブロックリスト:「AD Guard DNSフィルタ」
・セキュリティ:「フィッシング、詐欺、悪質ドメインをブロック」
・ペアレンタルコントロール:「アダルト系サイトをブロックする」のほか、「カテゴリごとにウェブサイトをブロックする」から出会い系など、一般的なUTMのWebコンテンツフィルタと同じように制御できます。
事務所などなら、「AD Guard DNSフィルタ」は外したいと思うかもしれません。
以上です。
設定例
ヤマハRTXやNVRシリーズでIPoEプロバイダの時
ルータの使用するDNSサーバをAD-Guard DNSの専用IPv6アドレスに設定すると、DNSの利用とルータの登録が同時に完了します。
ヤマハルータの追加コマンド設定
dns server 2a10:50・・・・ 2a10:50・・・・
AD-Guard DNSのダッシュボードでルータ登録時に(*1)で表示される「専用IPv6アドレス」です。ほかのdns server行は削除します。もしdns server select行があればそれも削除します。











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